肩こりと並び、整体で対処しようと思われる代表的な症状です。 右側だけ痛い、背骨付近が痛い、常に重だるい、あるいは午前中 だけ、特定の方向に動かすと痛い、又は坐骨神経痛や椎間板ヘル ニア…一言で腰痛といっても種類は様々ですので、一般的な治療 院のようにきちんと原因を把握せずにもまれたり、骨格矯正され ると却って障害を残す危険が高いので、慎重かつ丁寧に対応して おります。 例1)複合の原因によるもの(周りの気候と姿勢の悪さ) 26歳 女性 事務職 (主訴など) 慢性のもの1 腰の背骨付近一箇所が特に痛くなり、腰・背中全体でも強いハリを感じる。 (原因) 職場に大量のPCがあり、その熱を冷ますため冷房がよく効いていること、また デスクワークで座りっぱなし、その座り方というのが背筋をピンと張り過ぎ、主 訴部を中心に大きく反った形でした。(姿勢もうまくしないと却ってつらさを引き 起こすという典型例でした。) (施術) まず背中の経絡を整え、次に骨格の調整で負担を軽減、更に自然な座り方を指導 することにより改善しました。 経絡、骨格、姿勢という3つの視点からアプローチした症例でした。 例2)精神的ストレスによるもの 42歳 女性 主婦 (主訴など) 慢性のもの2 20代の頃から腰やお尻が痛くなり、ひどい時は太ももの裏側まで症状がでる。 病院では坐骨神経痛と診断されたとの事。 (原因) 人一倍悩みやすい性格らしく、ストレスを感じるとお腹がはり、腰痛がきつくなる らしい。(ちなみに背骨や骨盤の確認も行ないましたが、異常はありませんでした。) (施術) お腹のハリを昇華し、更に気の流れを整えることにより、症状改善しました。 現在は、気分転換をかねて定期的に通って頂いております。 例3)複合の原因によるもの(周りの気候と間違った体の使い方) 38歳 男性 鉄鋼業事務+現場実務 (主訴など) 急性のもの(ぎっくり腰) 前日の入浴時シャンプーしようと前かがみになった瞬間にグキッと鳴り、腰全体が 痛くなった。その数ヶ月前から腰の重だるさはあったとの事。 (原因) こういった場合、"数ヶ月前からのだるさ"から考えていきます。 その頃、現場の蒸し暑さと事務室の冷房による寒い環境を何度も往復し、体の中の 体温調節機能が低下して重だるさに繋がっていました。 弱った状態でちょうど腰骨に負荷がかかったため、ぎっくり腰が起こったのです。 (施術) 急性症状の場合、筋肉の炎症を起こしていることが多い為、腫れを引かす施術とアイ シングをまずは行ないました。これで腰痛の大部分は抑えられました。 その後は普段の重だるさを解消するため、腰の経絡を整え、体温調節を指導する事に より要因を取り除き、重だるさが出ないようにしていきました。 |